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社長メッセージ 「生涯現役を貫くために ―私の転職・起業体験から―」

生涯現役を貫くために ―私の転職・起業体験から―

サブスリーコンサルティング 代表 佐武 博司

 私は、昔から移民が多かった和歌山県紀南地 方の田辺市生まれで、海と山に挟まれた土地柄 であることから、少年時代から“海外雄飛”を 夢見て育ちました。ニチメン(現双日)に 1957年4月入社、繊維貿易畑で33年間お世話に なり、この間、65年~71年米国・ニューヨーク、 79年~81年ナイジェリア・ラゴスという両極の 駐在経験があります。55歳でニチメンインフィ ニティ(”マックレガー”ブランド等の企画・生産・販売アパレル)に転職、同社での株式公開事務局長とし ての貴重な経験は、私にとってのキャリアアッ プ・スキルアップの大きな転機になりました。 同社で6年3ヶ月勤務、96年6月取締役退任の 後、97年3月に人材紹介会社、(株)サブスリー・ コンサルティングを立ち上げ、今日に至っており ます。この間、38歳から健康管理・ウエイトコン トロールのためジョギングをスタートし、健康づ くりに努めてまいりました。

創業して3年あまり経った2000年11月、毎日 放送テレビ『ちちんぷいぷい』担当の方から取 材を受け、“定年~第二の人生~あなたはどう する定年後の生活”という番組の中で、“マラ ソンを走る元気なお年寄り、定年後62歳で起業、 生涯現役の天職として人材紹介の仕事に取り組 む”等々紹介され、放映後視聴者からテレビ局 に〔元気をいただいた〕〔勇気づけられた〕な どの反響があり、テレビを見た友人・知人など からも励ましの言葉をいただきました。

昨年、創業満10年を機に、商社マンとしての “海外雄飛”の体験、55歳転職・株式上場体験、 62歳“定年起業”・10年にわたる人材紹介、30 年以上にわたるマラソン人生などを基に、本に まとめて世に問うてはと、知人・友人のお勧め を頂きました。私なりに、これから定年を迎え、 〔生涯現役〕として“再就職”や“定年起業” などを考えている団塊の世代の皆さんや、早い 段階からキャリアデザインを描き、それに向け て〔転職・キャリアアップ〕をはかる若い世代 の皆さんに何がしかのヒントになるのではない か。充実した第二の人生に向けて、会社現役時 代から健康づくり(=予防管理)を!というア ピールをしたいとの思いも重なって、昨年の1 月末ころから本づくりの準備を進めることにな りました。出版社に資料提出、企画・構成、イ ンタービュー、原稿の書き起こし・修正・校正 などに数ヵ月を要しました。

こうして出来上がったのが、昨年9月上梓の 『いつまでも現役人生を走り続けるために』(幻冬 舎ルネッサンス)-下記-でした。本を出すなど とは浅学・菲才の私にとっておこがましいことで あり、初めてのことゆえ、書店に本を見に行くの は怖いような思いでした。実際に店頭に並ぶ本を 見て、なんだか、まさに恥ずかし嬉しの感じでした。

その内容を、執筆順に簡単にご紹介します。

まず本書の〔はじめに〕の項に述べたのです が、この本は転職や起業のためのマニュアル本 ではありませんが、読者の皆様の第二の人生、 実りある人生二毛作を考えられるキッカケにな ればと願っております。

1.私のバックグラウンドを知っていただくた め、サラリーマン時代の自分史的な記述〔わが サラリーマン人生に悔いなし〕では、プラザ合 意で会社に多大の迷惑をかけた輸出織物部長時 代のこと、株式公開業務という未知の、息の長 いエネルギーの要る仕事への挑戦、定年後の起 業に至る経緯などを赤裸々に綴りました。

2.〔生涯現役〕を目指して“定年起業”に踏み 切った私でしたが、覚悟の上とは言え、創業時は 苦心・苦労の連続でした。しかし、かっての取 引先・上司・先輩・同僚などからのありがたい サポートと励ましをいただいて今日に至りまし た。その経緯と、お世話になった方々への感謝 の気持ちを記しました。

3.『人財創出』、『企業と人の出会い創り』、 『親身に手づくりの縁結び』が現在の私の仕事 です。天職として取り組む人材紹介という気遣 いの要る仕事の難しさとやりがい、これからの 雇用流動化・人材流動化の時代を踏まえた転職 についての考え方、転職志望者へのアドバイス などについては多くの実例を挙げながら、私な りの思いをアピールいたしました。

4.〔わが人生もうひとつの楽しみ「マラソ ン」-私の生涯スポーツ-〕の項では、*マラ ソンがつなぐ人と人との有難い出会い・ご縁の こと、*94年11月ニチメンインフィニティ上場 の銘柄コード番号3601が、その翌月の12月三田 マラソンで走った際のゼッケン3601とは!(出 場者4000人に1人の確率です)、まさに“神様 からの贈り物”として受けとめたことなどをエ ピソードとして記しました。マラソンへの挑戦 を続けてきたことで、“人生はマラソン、マラ ソンは人生”というのが、私の実感です。

5.そして結論として、私が主張したいことを 次のようにまとめました。本のタイトルに『現 役人生を走り続ける』とありますが、“現役人 生”とは、単に私のように起業して仕事を続け る、という狭い範囲のことを言うのではなく、 趣味・スポーツなどを通じ、ボランティア活 動・地域活動などを通じ、社会との接点を持ち 続け、手足を動かし、汗をかくことだと思いま す。人との出会いを通じ刺激を求め合うことだ と思います。私の本の中にも、対談や鼎談、コ ラム寄稿者など私を含め6人が登場し、それぞ れの人が、個性的な価値観を持ち、それぞれに 合った生き方を追求されております。

(私はいろんなクラブにも所属していますが、 最近は、“けんきゅうかい”(けん=戌(イヌ) 年、きゅう=昭和9年生まれ)という会に誘わ れ、顔を出したところ、異業種出身のいろんな 方々がメンバーに入っておられ、これまでの同 期会とは異質の愉しさを味わいました。)

以上のとおり、私の本は、これまで何事にも 逃げずに愚直にチャレンジしてきた私の実体験 を綴ったお恥ずかしいものながら、おかげさま で,各層の方々からさまざまな反響をいただい ており、60代・70代以上の方が読んでいただい ても共感・共鳴をいただくのか、自分の生き方 を見つめなおすキッカケになったとか、自分の 子供とか孫にも読ませたい、とか言っていただ くのは嬉しいことです。



いつまでも現役人生を走り続けるために

「人生100年の時代」をどう生き遂げるか
定年退職後62歳にして一念発起し起業、73歳の今でもマラソンに挑み続ける。注目の人材紹介会社社長が語るこれぞ「生涯現役」の極意。

佐武博司著

幻冬舎ルネッサンス

定価1300円+税







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